宅建士試験に合格するためには出題傾向の分析が必須です。
きちんとした学習ができていないと「こんなに勉強しているのに合格できない…」という悲しい結果に陥ってしまいます。
私は4回目の試験で合格することができました。しかし、適切な対策をして学習しておけば1回目の試験で合格できたと痛感しています。
やみくもに勉強をするのではなく、試験の分析と対策を練って勉強すれば良かったと後悔しています。
私と同じ失敗はしないように…
この記事では、私のように何度も失敗をしないように「宅建士試験」の特徴を解説します。
この記事を読めば「“合格のカギ”」「難易度の理由」知ることができ、宅建試験に失敗することはありません。
“合格のカギ”は宅建業法
宅建士試験の合格への最短距離の答えは「宅建業法」を徹底的に理解することです。
まずは、宅建士試験の出題科目とそれぞれの科目の配点を確認してみましょう。
科目 | 出題数 |
民法(権利関係) | 約14問 |
法令上の制限 | 約8問 |
宅建業法 | 約20問 |
税・その他 | 約3問 |
免除科目 | 5問 |
宅建士試験全体の出題数は50問ですが、その内訳を見ると、「宅建業法」からの出題数がなんと20問だという事がわかります。つまり、試験全体の40%が「宅建業法」が占めています。
この比率を見ただけでも、「宅建業法」の重要性は明らかです。近年の合格点の上昇傾向を考慮すれば、この40%がいかに重要かがより一層理解できるでしょう。
さらに、合格への道のりを明確にするためには、目指すべき正解数を把握することが重要です。ずばり「宅建業法」は20問中18問以上の正解を目指しましょう。
これは、出題される「宅建業法」の問題の大半を正確に解答しなければならないということです。そのためには、ただの知識の暗記ではなく、法律の理解とその応用が求められることを理解しておきましょう。
ここでポイントとなるのは、単に「宅建業法」の条文を覚えるだけでなく、それらが実際の不動産取引にどのように適用されるかを理解することです。
法律条文の背後にある理念や、具体的な取引場面での適用例をイメージすることが、効率的な学習への近道となります。
宅建士試験の合格は「宅建業法」の理解度に大きく左右されるという事実を踏まえ、この科目への取り組みを最優先にしなければなりません。
宅建業法で得点出来ないと合格は相当厳しくなることを理解しておきましょう。
宅建士試験の各科目の特徴と出題傾向
宅建士試験は、以下の5科目で構成されています。
- 民法(権利関係)
- 宅建業法
- 法令上の制限
- 税・その他
- 免除科目
それぞれの科目の特徴と出題傾向を把握したうえで学習に取り組みましょう。
①民法(権利関係)の特徴
宅建士試験での民法は不動産取引の際に発生する様々な法律問題の知識を問われる傾向が高いです。
では、なぜ宅建士試験に民法の知識が要求されるのか? それは、民法が売買契約の成立や解除、登記の必要性や効力、借地借家契約の内容や期間、相続や遺言による財産の移転など不動産取引に密接に関連し、様々なトラブルを解決するための基盤となる法律であるからです。この疑問を考えることで、おのずと試験で重要なポイントが見えてきます。
さらに、民法の理解は他の法律科目にも役立つ重要な科目です。そのため、民法で積み上げた知識は一つの科目以上の存在だと言えるでしょう。この民法の知識が他の法律科目を理解するための基盤にもなります。
宅建士試験の民法(権利関係)は試験全体の28%を占めています。この民法で点数を取りこぼずと合格は厳しいものになるので、重要なポイントを確実におさえましょう。
民法で狙われやすいポイントは以下のとおりです。
- 民法
- 借地借家法
- 区分所有法
- 不動産登記法
基本的な知識をしっかりと押さえて、確実に得点できるように対策しましょう。
②宅建業法の特徴
宅建士試験の宅建業法とは「宅地建物取引業」という法律に関する知識を問う科目です。この法律は、不動産取引に関わる業者の資格要件、業務の適正化、消費者保護などを目的としています。
宅建業法は、不動産取引の透明性を高め、消費者を保護するための重要な法律であり、不動産業界における基本的なルールとして機能しています。
不動産業者が不正なことをしないように定め、不動産購入者の利益を保護することを目的とした法律。
宅建業法は、出題範囲が非常に狭いにも関わらず毎年約20問が出題されます。これは試験全体の40%を占めており宅建業法が「宅建試験の合格のカギ」になることは間違いありません。
宅建業法は毎年、過去の試験で問われたことが、少し形を変えて改めて出題されるという科目です。過去問を繰り返し解いて、確実に正解できる得点力を身に付けることが重要です。
宅建業法の注意すべきポイントは以下のとおりです
- ちょっとしたミスも許されない。
- 20問中18問は正解する必要がある。
苦手な分野や項目があったとしても、決して「捨てる」ことが許されない科目が宅建業法です。この科目での失点は直接合否に影響すると言って間違いありません。
宅建業法で得点出来ないと合格はできません。
③法令上の制限の特徴
宅建士試験の法令上の制限では、土地や建物に関する様々な法律の規制を問われる科目です。例えば土地計画法や建築基準法、農地法など街づくりに関する法律の内容が問われる科目です。
では、なぜ土地や建物に規制をかけなければならないのか?それは、あらかじめ制限をかけることで土地や建物の無秩序な開発や利用を防ぎ、住みよい街づくりや環境保護を図るためです。
規制に違反した場合には、罰則や損害賠償などの法的責任を負うことになります。
宅建士試験では、法令上の制限の出題数は毎年約8問が出題されます。出題範囲こそ狭いですが、専門用語や細かい数字が多く、難易度は比較的高いです。過去問を繰り返し解いて、頻出分野や傾向を把握することが重要です。
法令上の制限で狙われやすいポイントは以下のとおりです。
- 都市計画法
- 建築基準法
- その他の分野
法令上の制限は、宅建士として不動産の取引や仲介を行う際に必要な知識です。法律の内容を正しく理解し、実務に活用できるようになりましょう。
初心者にとって法令上の制限は難易度が高めです。
④税その他の特徴
宅建試験の「税その他」は、主に税制と不動産鑑定評価基準に関する問題が出題される分野です。宅建試験では税理士や不動産鑑定士試験のような専門的な知識は求められず、初心者レベルの入門的な内容が出題されます。
この科目では毎年、税制に関する問題が2問、不動産鑑定評価基準に関する問題が1問の合計3問が出題されます。
目標は3問中2問を正解すること。
「税その他」で出題範囲は以下のとおりです。
- 国税
- 地方税
- その他の分野
近年の宅建試験では合格点が高くなっており、少数の問題であってもしっかりと点数を稼ぐ必要があります。
しかし、「税その他」はで毎年一貫して3問が出題される科目です。この科目は確かに重要ではありますが、出題数が少ないため、宅建業法のように毎年20問出題される科目と同じくらいの勉強時間を割く必要はありません。
実際、「税その他」に対する勉強量としては、出題数が限られていることを考慮して、適切に配分することが大切です。効率的な学習と、どの科目にどれだけの時間を割くかという冷静な割り切りが、この科目を攻略する鍵となります。
割り切りも大事!
⑤免除科目の特徴
「免除科目」では建物や土地の構造、最新の不動産統計など、不動産取引に関する知識を問う問題が出題されます。この科目は、過去の問題をしっかりと理解しておくだけで充分対応できます。すでに宅建試験に挑戦している受験生であれば、問題なくクリアできるはずです。
しかし、過去の問題をしっかりと理解しておけば対応できるとは言え、この科目での失点は絶対に避けなければなりません。なぜなら、ケアレスミスで失った1点で合格点に届かない場合があるからです。
宅地建物取引業に従事している人であれば、「登録講習」と呼ばれる講習を受けることで、この科目の回答を免除される特典があります。これにより試験開始時点で実質「+5点」のアドバンテージを持つことになるため、該当する人は「5点免除」を活用することをお勧めします。
誰でも受験できるわけではないので注意してください。
勉強時間の目安は300~400時間
宅建士合格に向けての勉強プランを立てる際には、300~400時間を目安として考えると良いでしょう。
これは、1日2~3時間の勉強時間を確保できると想定した場合、約3~6ヶ月の勉強期間が必要となります。
しかし、これはあくまでも目安です。個人の学習速度や理解力によって変わるため、自分の学習ペースを想定して適切なスケジュールを立てることが重要です。
勉強時間から見える難易度
宅建士と他不動産資格の勉強時間を比較し、その難易度をイメージしましょう。
以下の表から、宅建士の資格取得に必要な勉強時間は300~400時間だということがわかります。これは、資格取得に必要な勉強時間としては中程度の難易度に位置づけられてます。
資格名 | 必要な勉強時間の目安 |
マンション管理士 | 500~700時間 |
宅建士 | 300~400時間 |
管理業務主任者 | 300時間 |
賃貸不動産経営管理士 | 100時間 |
マンション管理士の勉強時間が500~700時間であることから、宅建士はマンション管理士よりも少ない勉強時間で取得可能であり、難易度もやや低いと言えます。
これは、宅建士は不動産業界における基礎的な知識を要求される資格であり、マンション管理士はマンションの管理運営に関するより専門的な知識が必要になるからです。
一方、賃貸不動産経営管理士のような入門レベルの資格と比較すると、宅建士はより幅広い知識と理解が必要でしす。このことから、宅建士は不動産業界に関連する資格の中では、中程度の難易度を持つ資格だと言えます。
基本的な不動産知識と法律の理解が求められるため、しっかりとした勉強が必要ですが、より専門的な資格に比べれば比較的取得しやすいと言えるでしょう。
しかし、このことが宅建士試験が簡単であることを意味するわけではなく、基本的な法律知識と実務理解をしっかりと身につける必要があることには注意をしましょう。
不動産や法律関係の未経験者にとっては難易度は高くなることは理解しておきましょう。
独学で挑戦する場合は600時間
初心者が独学で宅建士試験に挑戦する場合、600時間以上の勉強時間が必要となることを想定してください。
なぜなら、基本的な法律知識や不動産に関する知識をゼロから学ぶ時間が必要だからです。
あらかじめ知識を持っている人と比べて、勉強時間が必要になることは必ず想定しておきましょう。
宅建士試験に合格するためには一般的に300~400時間程度の勉強時間が必要となりますが、これは個々の前提知識や理解度により変わることを理解しておきましょう。
初心者が独学で挑戦する場合は、想定以上の勉強時間が必要になることは考慮しておきましょう。
また、他の不動産関連資格と比較しても、宅建士試験は比較的が挑戦しやすい資格という点が魅力の一つだと言えます。
しかし、資格取得は単に「勉強時間」だけではなく、どのように効率的に学習を進めるかが重要であるということを忘れてはなりません。
宅建士試験は思っているよりも難しい試験です。
宅建士試験が難しい3つの理由
宅建試験に関して「簡単すぎる」という声がある一方で、実際には多くの受験生が難しいと感じています。
一般的に300〜400時間の勉強で合格できるとされている宅建試験ですが、その実際の難易度は、以下の3つの理由により高くなっています。
①合格者の多くは業界関係者
合格者多くは、不動産業(14.3%合格率)、金融業(21.9%合格率)、建設業(12.1%合格率)などの宅建の出題内容と関連性の高い職業に従事しています。
これは、普段の業務で得られる知識が試験で役立つため、一般受験者と比較して勉強時間が短くて済むという事実があり、一般の受験生よりも有利だという事です。
ライバルは業界関係者!
②勉強時間確保の難しさ
特に社会人にとって、残業や勤務後の疲れを乗り越えて勉強時間を捻出することは難しいことです。限られた自なの時間を犠牲にするなど、学習のための時間を確保する努力が必要です。
合格する為には勉強時間の確保が必須!
③独学の合格率の低さ
通信講座のアガルートによるアンケートでは、独学での合格率が約10%に対して、予備校を利用した場合の合格率が59.5%と、大きな差があることが示されています。
このことは、独学での難易度が高く、予備校などのサポートが合格への鍵となることを示しています。
予備校や通信講座も検討しましょう!
以上の事実を踏まえると、宅建試験は「簡単」という声とは裏腹に、実はかなりの努力と戦略が必要な試験であると言えます。
特に、実績のある予備校や通信講座を利用することが、合格率を飛躍的に高める可能性があります。
宅建試験の本当の難易度を理解し、適切な対策を講じで合格を目指しましょう!
宅建試験までのスケジュール
宅建士試験は、表面的に見て頑張れば合格ができそうな資格であるため、一見簡単に思われがちです。 しかし、その理由は受験者に法律に関わったことがある人や不動産関連の資格を持つ人が多いからです。
宅建士は不動産業界における基礎的な知識を要求される資格なので、他の不動産資格と重複する分野があります。これが、他資格を持つ受験者にとってステップアップの機会となり、結果として合格率が上がる一因となっています。
この結果から言えることは、「宅建士試験は計画的に勉強しないと合格は難しい」ということです。そして、その学習計画には余裕を持ったスケジューリングが必要です。
宅建士試験の本質を理解しましょう!
おすすめ勉強スケジュール
宅建士試験の効果的なスケジュールは以下の通りです
【1~7月】テキストの読み込みと過去問の周回
テキストの進行中、過去問を3回~5回繰り返すことで試験の傾向を掴む
【8月~】分野の課題克服
過去問で3回連続正解できなかった箇所に焦点を当てて学習する
【9月~】総仕上げ
演習問題や模擬試験で実力の優位性・弱点の確認
【10月~】予想問題で試験対策
出題頻度が高い論点を考えて学ぶ
苦手分野の克服は早めに早めにおくことが成功への鍵となります。
結論として、宅建士試験は計画的な学習と、その計画に対する余裕を持ったスケジューリングが必要です。そして、苦手分野の克服は早めに取り組みましょう。これらを踏まえることで合格への道を切り開くことができます。
試験直前期の模擬試験が重要!
試験直前に想定して模擬試験を受けることは、今までの勉強の成果を具体的に確認するために非常に重要です。
必ず現時点での自分の実力を把握しましょう。知識が身についているにもかかわらず、実際に問題を解いてみると合格基準点に届いていないことケースがよく見られます。
模試を受けた人とそうではない人では、必ず本試験で大きな差が出ます。
模試を受験するメリットは以下の通りです。
- 時間配分の確認
- 実力の確認
- 苦手分野の把握
- 弱点の把握
市販の模擬試験もありますが、より実践に近い形で効果が高い資格学校が行っている模試を受験することをおすすめします。
資格学校主催の模擬試験は会場受験と自宅受験を選んで、ご自身の都合に合わせて受験できます。
資格学校の模試を受験するメリットは以下の通りです。
- 出題傾向を分析した予想問題が出題される
- 本試験の出題可能性が高い問題をおさえることができる
- 会場受験だとより実践に近い環境で受験できる
- 他受験者との成績を比較することができる
さらに、模試の解説講義も含まれているので、問題解決のコツや新たな知識を得ることが可能です。
試験の直前期は、集中力やスキルが試される期間です。それを乗り越えるためには、模試の受験が有効な手段となります。間違いなく本試験の成績向上につながるので、必ず模擬試験を活用をしましょう。
試験に落ちてしまう人の特徴
残念ながら宅建士試験に不合格になってしまった人、そしていつまで経っても合格を勝ち取れない受験者はたくさんいます。不合格になってしまう人には共通点があります。それは「過去問に依存している」ことです。
具体的な内容は以下のとおりです。
- 過去問を返すことが目的になっている
- 過去問なら瞬時に正解できるようなっている
- 隙間時間で一問一答を解いている
合格者と不合格者の違いは、過去問を単に暗記しているのか、過去問を応用問題に活用できているのか、という点に表れます。
過去問の学習で陥りがちなのが、「問題の視点と考え方」を理解するのではなく、正解・不正解を暗記してしまう事です。過去問を上手に活用するためには、それぞれの視点や考え方を踏まえ、それをもとに応用力をつけることが求められます。
過去問で勉強したつもりになるのは危険です!
過去問だけで試験の視点や思考を独学で理解することは簡単なことではありません。 特に、勉強が苦手な人や勉強時間の確保が難しい人は、この点を強く意識する必要があります。
過去問の繰り返しは確かに重要な勉強方法ですが、重点すぎると視点や考察の理解がおろそかになり、結果として不合格につながります。その落とし穴を避けて、問題の本質を冷静に応用力を養うために、通信講座の活用も考えてみてることをおすすめします。
何度も失敗している人は通信講座がおすすめ!
独学で合格できない人の特徴
宅建士試験は独学でも合格が可能な資格ですが、決して簡単な試験ではありません。独学で苦戦している人は一度振り返ってみて、自分が独学に向いているのかをよく考えて学習を進めていくことが大切です。
自分に合った方法で勉強をしましょう!
独学で苦労する人は以下のような特徴を持ちます。
- テキストを読んでもイメージが湧かない
- 難しい言い回しが苦手
- 法律が苦手
- 調べることが苦手、時間がかかる
- 学生時代テストが苦手だった
以上のようなの特徴がある人は、宅建のような専門分野を学習する上で、情報処理や理解に苦戦する傾向があります。
独学でも合格できる人の特徴
独学でも試験に合格できる人は以下の特徴を持つことが多いです。
- テキストを読むだけでイメージが湧く
- 読解力がある
- 過去問を解いて論点を認識できる
- 分からない箇所は自分で調べて解決できる
- 出題傾向の分析ができる
- 出題頻度の分析ができる
以上のようなの特徴がある人は、自分自身で学習を進め、課題を解決できる能力を示しています。 つまり、合格できる人は主体性と自立性を持つ優れた人だと言えます。
自分がどちらの特徴に当てはまるかを考えてみましょう!
独学で合格できる人は単純に「頭が良い」という事ではありません。 資格取得に適した勉強の仕方や、進捗を自分自身でコントロールできる人です。
私は独学で挑戦をして4回目の試験でやっと合格することができました。独学で十分に頑張ったのに思うような結果が出ない場合、それは自分が独学に向いていないということを示しているのかもしれません。
宅建士試験は皆さんが思っている以上に難しい試験です。独学で苦戦している方は、自分が独学に向いているかどうか、よく考えてみることをおすすめします。
自分に最も合った学習方法を見つけることが、試験合格への一番の近道です。
【体験談】試験に3回落ちた原因
みなさんは宅建士試験を向けて、どのように学習計画を立てていますか?
私は過去に3回も試験に落ち、その経験から多くの教訓を得ました。ここでは、私が試験に3回落ちた原因とその教訓を共有します。
- 独学にこだわりすぎた
- 少しでもお金をかけずに合格したいという気持ちが強く、それが逆に自分の足を引っ張る結果となりました。独学はお金もかからず、自由度が高く、自分のペースで学習できるというメリットがあります。 ただし、それには限界がありました。 特に、法律や専門的な分野について学ぶ際には、根本的な理解ができなかったです。
- ひたすら過去問を解いた
- 試験に合格するためには、ひたすら過去問を解きまくれば良いと思っていました。しかし、試験に合格するためには「質の高い勉強」が必要です。ただ時間をかけて学習するだけではなく、理解に基づいて応用力をつけることが重要です。
- 過去問だけで学習していた
- 過去問は完璧なはずなのに、本試験では得点が伸びない。過去問だけに頼ってしまうと、新たな形式や異なる視点からの問題に全く対応できなくなります。過去問の有効な活用法は試験の形式や問題の傾向を理解するためのツールです。
- 頑張れば合格できると思っていた
- 正直もっと簡単に合格できると思っていました。毎日1時間くらいをコツコツと頑張れば合格ができるくらいの感覚でした。宅建士試験は想像以上に難しいです。出題範囲の広さや問題の深さをよく理解して適切な学習計画を立てることが重要です。
- 的外れな勉強をしていた。
- 全ての科目に対して平等に力を入れ、苦手科目を克服することを重視していました。しかし、実際は戦略を立てて勉強しなければ合格はできません。試験を分析した合格を勝ち取るための計画が重要です。
私が試験に落ちた原因を振り返って、「自分自身の誤った認識や偏った学習方法」に原因がありました。
私の経験が皆さんの学習の参考になり、試験に合格する一助となることを願っています。
勉強が苦手なら迷わず通信講座を選ぶべき
宅建士試験は、非常に広範囲な科目から出題され、それぞれの科目で得点できる知識が必要となります。
出題科目の一覧は以下の通りです。
科目 | 出題数 |
民法(権利関係) | 約14問 |
法令上の制限 | 約8問 |
宅建業法 | 約20問 |
税・その他 | 約3問 |
免除科目 | 5問 |
宅建士は勉強が苦手な人でも、適切な勉強方法で学習をすれば必ず合格することが可能です。その一つが通信講座の利用です。
不合格になってしまう人の多くは、出題傾向を理解せずやみくもに勉強してしまうという失敗を犯してしまいます。
特に「民法」と「宅建業法」の2科目は試験全体の68%を占めています。まず、この2科目を攻略しないと合格は難しいと言えるでしょう。そのためには、出題傾向と出題頻度の分析が重要です。
とは言っても、過去問を解いただけで、出題傾向や出題頻度を分析することは難しいものです。 特に自分一人で分析しようとすると、視野が広くなり、無駄な勉強をしてしまう可能性があります。
試験を分析する時間ももったいない!
もちろん、宅建士試験はきちんと対策ができれば独学でも合格が可能な試験です。しかし、残念ながら独学に向いていないタイプの人もいます。
私がそうでした。結果4回も試験に挑戦することになりました。
独学で試験に合格できる人の特徴は以下のとおりです。
- テキストを読むだけでイメージが湧く
- 読解力がある
- 過去問を解いて論点を認識できる
- 分からない箇所は自分で調べて解決できる
- 出題傾向の分析ができる
- 出題頻度の分析ができる
これらの特徴に当てはまらない人、または「少しでも不安を感じる人」は迷わず通信講座を利用することをおすすめします。
通信講座では、試験題の出傾向や頻度が分析された教材が提供され、それぞれの科目をバランス良く学ぶことができます。
また、自分で調べて解決するのが苦手な人にとって、カリキュラム通りに勉強さえすれば合格できる力を得られる点でこんなにも心強い味方はいません。
私のように何度も独学で失敗しないように注意してください!