社会人向け宅建の勉強スケジュール|独学はいつから?1日の勉強時間も解説

社会人向け宅建の勉強スケジュール|独学はいつから?1日の勉強時間も解説
  • 「仕事をしながら宅建に合格するには、いつから勉強すればいい?」
  • 「平日は何時間くらい勉強すれば間に合う?」
  • 「独学で勉強しているけど、このペースで本当に大丈夫?」

社会人が宅建に挑戦するとき、最初に悩みやすいのが勉強スケジュールの立て方です。

宅建は独学でも合格を目指せますが、仕事をしながら毎日決まった勉強時間を確保するのは簡単ではありません。

私自身も働きながら宅建に挑戦し、独学で4回不合格になったあと、5回目で合格しました。

その経験から、社会人の宅建学習では、勉強時間を増やすだけでなく、試験までの残り期間・1週間に確保できる時間・時期ごとの学習内容まで考えておくことが大切だと感じています。

結論から言うと、初めて宅建を受験する社会人なら、4〜6カ月程度を目安に勉強期間を確保するとスケジュールを組みやすいです。

また、社会人は「1日何時間」よりも、「1週間で何時間勉強するか」で考えた方が続けやすくなります。

この記事では、宅建に4回不合格になった私の経験も踏まえて、社会人が独学で合格を目指すための勉強スケジュールを解説します。

独学そのものがきついと感じている方は、こちらも参考にしてください。

▶ 宅建の独学はきつい?社会人が4回落ちて分かった原因と乗り越え方

社会人が宅建に合格するための勉強時間の目安

宅建の勉強時間は、法律や不動産について勉強した経験によって変わります。

初めて法律資格に挑戦する場合は、まず300〜400時間程度を一つの目安として考えておくと、学習計画を立てやすくなります。

ただし、「300時間勉強すれば合格できる」という意味ではありません。

宅建には、権利関係、宅建業法、法令上の制限、税・その他など、複数の科目があり、人によって得意・不得意も違います。

必要な勉強時間には個人差があるため、時間そのものよりも、試験までに必要な知識を身につけられるスケジュールを組むことが重要です。

300時間勉強する場合の目安

仮に300時間を目標にした場合、必要な勉強時間は次のようになります。

勉強期間1カ月あたり1週間あたり1日平均
10カ月約30時間約7時間約1時間
6カ月約50時間約12時間約1時間40分
4カ月約75時間約18時間約2時間30分
3カ月約100時間約23時間約3時間20分

こうして比較すると、勉強開始が遅くなるほど、社会人には厳しいスケジュールになることが分かります。

特に平日は仕事があるため、毎日3時間以上を安定して確保するのは簡単ではありません。

そのため、勉強時間を確保しにくい人ほど、早めにスタートした方が無理なく進めやすくなります。

宅建の勉強はいつから始める?

社会人が初めて宅建を受験するなら、試験の4〜6カ月前くらいから始めると比較的余裕を持って進めやすいです。

特に、次のような人は、半年程度確保しておいた方が安心です。

  • 法律の勉強が初めて
  • 平日はあまり勉強時間を取れない
  • 残業が多い
  • 家事や育児がある
  • 資格勉強から長く離れている

一方で、不動産業界で働いていたり、すでに法律資格の学習経験があったりする場合は、より短い期間で進められることもあります。

重要なのは、「何月から始めれば受かるか」ではなく、「試験までに何時間確保できるか」から逆算することです。

社会人は「1日」ではなく「1週間」で勉強時間を考える

社会人に特におすすめしたいのが、週単位で勉強時間を管理する方法です。

たとえば、「毎日2時間勉強する」と決めても、仕事が忙しかったり予定が入ったりすれば、できない日もあります。

そのたびに、「今日も勉強できなかった……」と思っていると、勉強そのものが嫌になってしまいます。

そこで、「今週は10時間勉強する」という考え方に変えます。

たとえば次のような配分でも問題ありません。

曜日勉強時間
月1時間
火1時間
水0時間
木1時間
金0時間
土4時間
日3時間
合計10時間

水曜日と金曜日にまったく勉強できなくても、1週間では10時間確保できています。

社会人の場合は、毎日同じ時間勉強することよりも、1週間の中で勉強時間を調整する方が現実的です。

予定どおり進まない週があっても、遅れた分をすべて取り戻そうとする必要はありません。

残り期間を見ながら、宅建業法や頻出論点、何度も間違えている問題を優先するなど、その都度スケジュールを修正しましょう。

最初に立てた予定を守り切ることよりも、無理なく調整しながら続けることが大切です。

社会人におすすめの宅建勉強スケジュール

初学者が宅建を勉強するなら、試験までの期間を大きく4段階に分けると進めやすくなります。

時期勉強内容
試験6〜4カ月前テキスト+過去問で基礎を作る
試験3〜2カ月前過去問中心で苦手分野を確認する
試験1カ月前模試・演習問題で実力を確認する
直前期頻出論点と間違えた問題を復習する

試験6〜4カ月前|テキスト+過去問で基礎を作る

最初は、テキストを読む → 該当範囲の過去問を解くという流れで進めます。

1周目から完璧に理解する必要はありません。

まずは試験範囲を一通り学び、どのような問題が出るのかを知ることを優先しましょう。

試験3〜2カ月前|過去問を中心に苦手分野を確認する

一通り学習したら、過去問中心に切り替えます。

2周目以降は、単純に正解・不正解を見るだけではなく、以下の点まで確認しましょう。

  • なぜ正解なのか
  • なぜ間違いなのか
  • 同じ論点で繰り返し間違えていないか

過去問を繰り返しているのに点数が伸びない人は、こちらも参考にしてください。

▶ 宅建は過去問だけじゃ無理?何周しても受からない原因と正しい勉強法

試験1カ月前|模試・演習問題で実力を確認する

試験1カ月前になったら、過去問だけではなく模試や初見問題にも取り組みます。

この時期は、以下の点を確認しましょう。

  • 時間内に50問解けるか
  • 同じ分野で繰り返し失点していないか
  • 初見問題にも対応できるか

模試は点数を見るだけではなく、本試験前に弱点を見つけるために使うことが大切です。

▶ 宅建試験まであと1ヶ月で間に合う?模試30点前後から合格点を狙う直前期の勉強法

直前期|取れる問題を落とさない

直前期は、新しい教材を増やすよりも、以下の点を優先して復習します。

  • 宅建業法の頻出論点
  • 法令上の制限の重要な数字
  • 過去問で何度も間違えた問題
  • 模試で失点した問題

難しい問題を深追いするより、これまで勉強した範囲で取りこぼしを減らすことを意識しましょう。

試験までの残り期間別|勉強の進め方

勉強開始時期によって、優先する内容も変わります。

試験までの期間進め方
6カ月テキスト+過去問から始め、後半は模試・弱点補強へ進む
3カ月過去問中心で進め、宅建業法や頻出論点を優先する
1カ月初学者には厳しい。取れる問題を増やし、模試・復習を優先する

特に3カ月以内で挑戦する場合は、すべてを完璧にしようとせず、得点につながりやすい分野に優先順位をつけることが重要です。

試験まで1カ月しかない場合は、こちらで直前期の勉強方法を詳しく解説しています。

▶ 宅建試験まであと1ヶ月で間に合う?模試30点前後から合格点を狙う直前期の勉強法

社会人が宅建学習を続ける4つのコツ

①毎日同じ時間勉強しようとしない

仕事が忙しい日もあれば、早く帰れる日もあります。

そのため、「毎日2時間」ではなく、「今週10時間」というように考える方が続けやすくなります。

②休日だけに頼らない

平日は勉強せず、「土日にまとめてやろう」と考えるのは注意が必要です。

休日には、家族との予定や急な用事などが入ることがあります。

平日に30分でも勉強しておけば、休日だけに負担を集中させずに済みます。

③間違えた問題を優先する

時間が限られている社会人は、できる問題を何度も解くより、できない問題をできるようにすることが重要です。

2周目以降は、以下の点を優先しましょう。

  • 間違えた問題
  • 正解したけれど自信がなかった問題
  • 理由を説明できなかった問題

勉強時間そのものを増やせなくても、使い方を変えることで効率は上げられます。

④完璧を目指しすぎない

宅建は出題範囲が広いため、すべてを完璧に理解してから試験へ行こうとすると時間が足りません。

難しい論点に何時間も使うより、頻出問題を確実に正解できる状態にすることを優先しましょう。

特に独学では、自分が苦手なところばかり気になり、細かい論点を深追いしてしまうことがあります。

私自身も、何度も不合格になった経験から、勉強量だけではなく何に時間を使うかが重要だと感じました。

「勉強しているのに受かる気がしない」と感じている方はこちらも参考にしてください。

▶ 宅建に受かる気がしない人の共通点|4回落ちた私が気づいた5つの原因

著者の本音|毎日の勉強量を固定する大切さ

私は宅建に独学で挑戦し、4回不合格になりました。

その経験から、社会人の資格勉強ではその日のやる気で勉強量を変えないことが大切だと感じています。

私は平日、過去問集を1日5ページ進めると決めていました。

時間に余裕がある日でも5ページ以上は進めません。

やる気がある日に頑張りすぎると、翌日に続かなくなったり、「昨日やったから今日はいいか」となりやすいからです。

毎日同じ量を淡々と進める方が、結果的に勉強を続けやすいと感じました。

ただし、1日5ページでも進められたのは、早めに勉強を始めていたからだと思います。

試験直前になってからでは、同じペースでは間に合いません。

社会人は早めに勉強を始めて、無理なく続けられる量を決めて積み上げていく方が、自分には合っていました。

▶ 宅建は過去問だけじゃ無理?何周しても受からない原因と正しい勉強法

独学で進まないなら勉強方法を見直す

宅建は独学でも合格を目指せます。

ただし、

  • テキストを読んでも理解できない
  • 過去問を繰り返しても点数が伸びない
  • 何を優先すればいいか分からない
  • 自分で学習計画を立てるのが苦手

という場合は、独学のやり方を見直した方がいいこともあります。

私自身、宅建では独学で何度も遠回りしました。

社会人は使える時間が限られているため、勉強時間そのものを増やすより、限られた時間をどう使うかも大切です。

通信講座なら、学習する順番や重要論点が整理されているため、自分で勉強計画を立てる負担を減らせます。

「このまま独学を続けて大丈夫かな」と感じている人は、自分に合う勉強方法を比較してみてください。

まとめ|社会人の宅建勉強は「週単位」で計画しよう

社会人が宅建に独学で挑戦するなら、4〜6カ月程度を目安に、週単位で勉強時間を考えると続けやすくなります。

毎日同じ時間を確保する必要はありません。

「今日は何時間できたか」ではなく、「今週どれだけ勉強できたか」で考えることが大切です。

また、勉強時期によって、次のように目的を変えていきましょう。

  1. 前半|テキスト+過去問
  2. 中盤|過去問+苦手分野の克服
  3. 1カ月前|模試・演習
  4. 直前期|頻出論点と間違えた問題の復習

私自身、宅建には4回不合格になりました。

その経験から、勉強時間を増やすことよりも、限られた時間を何に使うか、無理なく続けられるペースを作ることが重要だと感じています。

独学を続けていて「思った以上にきつい」と感じている方は、こちらも参考にしてください。

▶ 宅建の独学はきつい?社会人が4回落ちて分かった原因と乗り越え方