
- 頑張っているのに、全然結果が出ない…
- 過去問はできたのに、本番では歯が立たなかった…
- もうどう勉強していいかわからない…
過去問を何度も解いているのに、本番では見たことのない問題に戸惑って手が止まる。そんな経験を、私自身も何度も味わいました。
管理業務主任者試験は、単なる暗記だけでは太刀打ちできません。「これだけやったんだから、きっと大丈夫」という思い込みだけでは通用しないのが現実でした。
私も独学で不合格を経験し、そのたびに「もっと努力すればなんとかなる」と信じて突き進みました。
その結果、2度も不合格を経験することに。今振り返ると、間違ったやり方を繰り返していただけだったと痛感しています。
もし、ほんの少し視点を変えて、最初から正しい学び方を選んでいたら、あの苦しい時間をもっと早く抜け出せたかもしれません。

私と同じ失敗はしてほしくない。
この記事では、独学でつまずいた私自身の体験をもとに、試験に落ちてしまう人に共通する「見えにくい落とし穴」と、その解決策を分かりやすく解説していきます。
「受かる気がしない」「何をやってもダメな気がする」そんな不安を感じているなら、今こそ学習方法を見直してみましょう。きっと、この記事の中で答えが見つかるはずです。
区分所有法と標準管理規約の相違点があいまい

管理業務主任者試験では、毎年のように「区分所有法」と「標準管理規約」の相違点を問う問題が出題されます。
区分所有法とは、マンションの共用部分と専有部分の権利・管理について定めた法律。一方、標準管理規約は、この区分所有法に基づき、マンションの管理組合が実際に運営するためのルールブックのようなものです。
基本的な考え方は似ていますが、細かな部分で違いが潜んでいます。そして、ここに気づけるかどうかが、合否を分けるポイントとなります。

区分所有法と標準管理規約の違いを理解できていない人が多い!
- 区分所有法とは
- マンションで円滑な共同生活を送るため、住人の財産を守るために作られた法律。必ず守らなければならない最低限の決まり事。
- 標準管理規約とは
- マンションの維持・管理、住人が完全に生活を送るための基本的なルールを定めた管理規約の標準モデル。法律で定められていない物事を補うための決まり事。

区分所有法を基本として、マンションの状況によって管理規約で条件を補っている!
区分所有法と標準管理規約の違い
標準管理規約は区分所有法をベースにして作られたものなので内容が非常によく似ていますが、次のような細かい箇所が違います。
区分所有法 | 標準管理規約 | |
総会(集会)の招集期間 | 1週間前 | 2週間前 |
共用部分の持分割合の計算方法 | 内のり計算 | 壁心計算 |
他にも以下のような相違点もあります。
「区分所有法」では、共用部分や共用施設の使用に関する制限は、区分所有者会の決議で定めることができますが、「標準管理規約」では、その制限は管理規約で定めることとしています。

特に議決権の相違点はよく狙われやすいポイントですね。
毎年、管理業務主任者試験では区分所有法と標準管理規約の相違点がひっかけ問題として出題されています。必ず本試験までには押さえておきましょう。
区分所有法と標準管理規約の攻略は難しい!
私自身、最初は独学で挑戦しました。しかし、参考書をいくら読んでも、区分所有法と標準管理規約の違いを「なんとなく同じ」と捉えてしまい、試験では見事にひっかかってしまいました。
「ちゃんと勉強してきたつもりなのに…」というあの絶望感は、今でも忘れられません。
二度の不合格を繰り返してようやく気づいたのは、「自分だけの理解」には限界があることでした。そこで、三度目の挑戦では通信講座を利用することを決意。
プロが体系的に整理したカリキュラムや、試験に出やすいポイントを押さえた講義を受けることで、それまで曖昧だった知識が一気にクリアになり無事合格することができました。
もし今、少しでも「このまま独学で大丈夫だろうか」と不安を感じているなら、早めにプロのサポートを取り入れる選択肢も頭の片隅に置いておいてください。

通信講座なら、独学では気づきにくい“落とし穴”もきちんとカバーしてくれます。
正しい情報と、確かな理解を手に入れる環境を選ぶことが、思っている以上に大きな武器になるかもしれません♪
チェックポイント

私は通信講座で合格することができました♪
過去問の丸暗記|問題の論点を理解していない

試験で得点できない原因は「過去問を丸暗記している」こと。自分ではそういうつもりが無くても無意識に答えだけを覚えてしまっていることに注意が必要です。
過去問は意識をしないと解答の根拠や理論を理解することができません。過去問だけで満足してしまうと、本番で出題される応用問題に対応できなくなってしまいます。
過去問を解くことは試験対策に欠かせないことですが、あくまでも過去の出題傾向を示す資料として利用しましょう。
- 過去問を解いた後に、解答の根拠や理論を確認する
- 過去問で頻出されている問題を意識する
試験本番では過去問と全く同じ文章で出題されることはほとんどありません。たとえ過去問を繰り返し解いたとしても、論点そのものを理解できていなければ、試験本番では「こんな問題、見たことがない…」と感じて手が止まってしまいます。

実は私も、最初の受験のときに同じ失敗をしました。
特に注意が必要なのは法令系の問題です。管理業務主任者試験の約6割は法令系の問題で構成されているので。論点そのものを理解しておかないと独特な表現やひっかけに翻弄されてしまうので注意しましょう。
>>管理業務主任者試験でよくでる用語や法律を覚える効果的な方法!
完璧主義者|すべての分野を完璧にしようとしている

管理業務主任者試験は出題範囲が非常に広いため、出題傾向を分析した学習が重要です。『勉強したところが全然出題されなかった..』と本番で嘆く受験者も多く、試験に合格できる気がしないと感じてしまう人の原因の一つが「どこから出題されても大丈夫なように準備している」ことです。
よく陥りやすい失敗が出題頻度が低い問題を何度も学習してしまうことです。結果、試験本番で出題されることはなく合格することはできません。その時間を他の科目に使う方が得策です。
最も重要なことは『いかに出題頻度の高い論点を取りこぼしなく正解できるかです』。
私は『ここから出題されたらどうしよう』という不安から出題頻度が低い論点を必死に学習していました。しかし試験本番で出題されることなく的外れな学習に時間を費やしてしまいました。

まずは頻出問題を徹底的に学習しましょう
>>出題傾向が分からない人は通信講座がおすすめ【管理業務主任者おすすめ通信講座4選】
建築・設備で高得点を狙っている

管理業務主任者試験の約11問が建築・設備から出題されています。この科目は暗記学習でよいため他の科目に比べ勉強がしやすい科目と言えます。
しかし、学習範囲はどの科目よりも膨大で建築知識がない人にとっては得点を伸ばすことはとても難しいです。
科目 | 出題数 |
設備系法令 (建築基準法) | 約5問 |
建築・設備 | 約6問 |
毎年、はじめて問われるような問題が多くこの分野を重点的に学習していると「過去問で覚えた問題が出題されなかった」という結果に陥ってしまいます。
建築・設備は過去問で出題されている範囲だけに留めて約7~8割程度を得点することを目標に考えておきましょう。

過去問を完璧にしても約7~8割が限界です。
建築・設備は暗記で勉強がしやすい分野なので重点的に勉強をしてしまいがちです。しかし、出題範囲が広すぎるため頑張った分だけ得点が伸びるような科目ではないことに注意しましょう。
苦手分野から逃げている

管理業務主任者試験では、法律や建築、区分所有法などの幅広い分野から出題されます。その中には、自分にとって苦手な分野や興味のない分野が必ずあります。
しかし、苦手分野から逃げてしまうと、試験で大きなハンディを背負ってしまうことになります。
苦手分野を克服しないまま試験に挑戦しても合格はできません。本試験では各分野の出題比率が決まっているので苦手分野を無視しても合格点に届かない可能性が高いからです。
苦手分野が増えるほど試験を突破できる確率が低くなることを念頭において学習しましょう。
科目 | 出題数 |
民法・その他の法令 (宅建業法・品確法) | 約11問 |
区分所有法 | 約9問 |
標準管理規約 | 約5問 |
マンション管理適正化法 | 約5問 |
標準管理委託契約書 | 約6問 |
会計 | 約3問 |
設備系法令 (建築基準法) | 約5問 |
建築・設備 | 約6問 |
苦手分野を克服するためには、以下のような方法がおすすめです。
- 苦手分野を早めに見つける
- 苦手分野の基礎知識をしっかり身につける
- 苦手分野の問題を多く解く
- 苦手分野の知識と他の分野の知識の関連性を探る
各科目に対して配点が少ないので、得意分野だけに絞って学習していると必ず点数が足りなくなってしまいます。
管理業務主任者試験は100人が挑戦して20人しか合格できない難関資格です。合格ライン付近ではほぼ同じ実力の受験者がひしめきあっているので、わずか1点で合否が決まってしまいます。
苦手分野の1点がどれだけ合否に影響があるのかは言うまでもありません。
私も試験後に「ちゃんと克服しておけば…」と何度も後悔しました。

苦手分野は必ず克服しましょう。
>>【管理業務主任者試験に合格するための完全攻略法】出題傾向と対策を解説した記事はこちら
独学にこだわっている|無理せず通信講座を利用するべき

管理業務主任者試験に落ちてしまう人の5つの特徴は以下のとおりです。
- 論点を理解していない
- 区分所有法と標準管理規約があいまい
- 完璧主義
- 建築・設備で高得点を狙っている
- 苦手分野から逃げている

心当たりがある人は要注意!
管理業務主任者試験は独学にこだわりすぎているとなかなか合格ができません。独学で失敗した人こそ通信講座を利用しましょう。
独学にこだわりすぎると、以下のようなデメリットがあります。
- 勘違いして知識を覚えてしまう
- 試験に必要ない箇所を学習してしまう
- 出題傾向の分析が難しい
- 狙われやすいポイントに気づかない
管理業務主任者試験は単純に過去問を使って学習さえすれば合格できるような簡単な試験ではありません。
誰でも高得点をとれる試験だと困るので、出題者側はいかに受験者を落とすかを目的に問題を作っています。合格するためには合格するための戦略が非常に重要になります。
通信講座なら専門家が作成したテキストや動画で、論点のポイントや出題傾向を解説してくれるため試験の分析が苦手な人でも簡単に学習することが可能です。
特に、学習時間の確保が難しい人や、独学に不安な人は積極的に通信講座を利用することをおすすめします。
通信講座のメリットは以下の通りです。
- 本試験で狙われる箇所を解説してくれる。
- 出題傾向を分析した学習ができる。
- 用語や法律がどのような場面で適用されるか、どのような効果があるかを解説してくれる。
- 重要なポイントや覚え方などを教えてくれるため、効果的に学習できる。
少しでも自己学習に不安を感じたら、無理せず通信講座などを検討してください。
試験勉強は気力と体力が必要です。できることなら短期で合格したいです。私は独学に拘りすぎで2度も試験に失敗してしまいした。
一日に使える学習時間は限られています。いつまでに合格したいのかを考えて自分に合った学習方法で合格を目指しましょう!

通信講座ならカリキュラム通りに学習さえすれば無意識的に合格に必要な知識が身に付きます。