- 「管理業務主任者に落ちたけど、再受験では何を変えればいい?」
- 「同じ勉強を続けても、また不合格になりそうで不安」
- 「独学を続けるか、通信講座を使うか迷っている」
管理業務主任者試験に一度落ちると、次の受験に向けて何から始めればいいのか迷うと思います。
特に、しっかり勉強したつもりなのに不合格だった場合は、「また同じ勉強を続けても受からないのでは」と挫折しそうになることもあります。
私自身、管理業務主任者試験には独学で2回不合格になり、3回目の受験で通信講座と模試を利用して合格しました。
振り返って感じるのは、再受験で大切なのは、1回目と同じ勉強をもう一度繰り返すことではないということです。
一度本試験まで勉強しているなら、すでに基礎知識はあります。
必要なのは、
- 前回どこで点を落としたのか
- 今の勉強方法の何が足りなかったのか
- 次の試験ではどこを優先するのか
を整理して、勉強のやり方を組み直すことです。
この記事では、管理業務主任者試験に再受験する人に向けて、私が2回の不合格から見直したことと、3回目の受験で実践した勉強法を解説します。
管理業務主任者の再受験では「最初からやり直す」必要はない
管理業務主任者試験に落ちると、「もう一度テキストの最初から勉強し直そう」と考えがちです。
しかし、一度本試験まで勉強している人なら、すべてをゼロからやり直す必要はありません。
民法、区分所有法、標準管理規約、マンション管理適正化法など、一度勉強した知識はある程度残っています。
再受験で重要なのは、すでに理解できているところに同じ時間を使うことではありません。
合格するために足りなかった部分へ、勉強時間を振り分け直すことです。
たとえば、
- 過去問では解けるのに、本試験では点が取れなかった
- 区分所有法と標準管理規約を混同した
- 建築・設備に時間を使いすぎた
- 得点源にしたい科目で取りこぼした
- 苦手分野を後回しにした
など、人によって失点した理由は違います。
再受験では「もう一度勉強する」のではなく、前回の勉強を修正するという意識を持つことが大切です。
管理業務主任者試験の科目ごとの出題傾向や優先順位を整理したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 管理業務主任者試験の科目一覧と配点|出題傾向と合格戦略を解説
私は管理業務主任者に独学で2回落ちた
私は管理業務主任者を受験する前に宅建士に合格していました。
そのため最初は、「宅建にも受かったし、管理業務主任者も過去問を繰り返せば合格できるだろう」と考えていました。
実際に、市販のテキストと過去問を使って何度も勉強しました。
過去問を繰り返しているうちに正解できる問題も増え、本試験前にはそれなりに手応えもありました。
しかし、結果は不合格。
翌年も基本的には同じような勉強を続けましたが、2回目も合格できませんでした。
今振り返ると、勉強していなかったわけではありません。
問題だったのは、勉強時間の使い方と、過去問の使い方でした。

2回目の不合格後は、さすがに「もう受からないのでは」と挫折しかけました。
2回の不合格で気づいた「再受験で変えるべきこと」
2回不合格になったあと、それまでの勉強方法を振り返りました。
特に大きかったのは、次の4つです。
①過去問が解けることを「理解している」と思っていた
同じ過去問を何度も繰り返していると、正解率は自然に上がります。
しかし、正解できているからといって、本当に内容を理解できているとは限りません。
私も独学時代は、問題文や選択肢を覚えてしまい、「見たことがあるから答えが分かる」状態になっていました。
そのため、本試験で少し表現を変えられると迷ってしまうことがありました。
再受験では、過去問の正解数を増やすだけでなく、なぜその答えになるのかを説明できる状態にする必要があると感じました。
②すべての科目を同じように勉強していた
独学時代は、分からないところをすべて理解しようとして、各科目に同じように時間を使っていました。
しかし、管理業務主任者試験は出題範囲が広く、すべてを完璧にしようとすると時間が足りません。
再受験では、得点につながりやすい分野を優先し、建築・設備など範囲の広い科目は深追いしすぎないようにしました。
「全部勉強する」ではなく、「合格点を取るために勉強する」へ切り替えることが必要だったと感じています。
③似ている知識を整理できていなかった
管理業務主任者試験では、単純な暗記だけでなく、似ている制度や数字の違いを整理する必要があります。
特に私が苦戦したのが、区分所有法と標準管理規約の違いです。
過去問の解説を読んだ直後は理解したつもりでも、しばらくすると知識が混ざってしまうことがありました。
再受験では、以下の点を比較しながら勉強するようにしました。
- 区分所有法ではどうなのか
- 標準管理規約ではどうなのか
- どこが同じなのか
- どこが違うのか
この2科目で混乱している方は、以下の記事で違いを整理しています。
▶ 管理業務主任者|区分所有法と標準管理規約の違いを攻略するための5つのコツ
④同じ勉強法を続けることにこだわっていた
2回不合格になって一番感じたのは、「勉強時間を増やすだけでは足りない」ということでした。
過去問をもう1周する。
テキストをもう1回読む。
もちろん、それ自体は無駄ではありません。
ただ、同じ方法で結果が出ていないのであれば、何かを変える必要があります。
私は3回目の受験で独学だけにこだわるのをやめ、通信講座と模試を取り入れました。
通信講座を使ったことで、試験で重要な論点や優先順位を整理しやすくなり、模試では過去問とは違う問題に対応できるかを確認できました。
管理業務主任者の再受験で実践した勉強法
ここからは、再受験するときにどのように勉強を組み直せばいいのかを具体的に解説します。
①まず前回の失点を科目ごとに振り返る
再受験で最初にやりたいのが、前回の試験の振り返りです。
単純に、「あと3点足りなかった」だけで終わらせないことが重要です。
できるだけ、どの分野で失点したのかを整理しましょう。
同じ5点不足でも、得点源にできる科目を大量に落としていた人と、難しい建築・設備問題を多く落とした人では、次にやるべき勉強が違います。
再受験では点数だけを見るのではなく、どこで点を落としたのかまで確認することが大切です。
②できる科目は「維持」、苦手科目は「補強」する
一度受験している人は、すべての科目が苦手というわけではないはずです。
得意な科目まで一からやり直すと、苦手分野に使える時間が減ってしまいます。
再受験では、得意分野=忘れないための維持・苦手分野=理解できるまで補強と分けて考えます。
たとえば、マンション管理適正化法や標準管理委託契約書をある程度取れているなら、過去問で定期的に確認する程度でも構いません。
一方で、区分所有法と標準管理規約で毎回失点しているなら、そこは重点的に時間を使います。
科目ごとに同じ時間を使うのではなく、自分の点数に合わせて勉強時間を変えることが再受験では重要です。
③過去問は「正解する」より「説明できる」を目指す
再受験では、過去問の周回数だけを増やすのはおすすめしません。
すでに一度受験している人なら、見覚えのある問題が増えているからです。
そこで私は、「正解できるか」ではなく「理由を説明できるか」を意識するようにしました。
たとえば○×問題であれば、「○だった」で終わらせるのではなく、「なぜ○なのか」まで確認します。
不正解の選択肢についても、どこを直せば正しい文章になるのかまで考えます。
この勉強に変えると、過去問と少し違う聞かれ方をしても対応しやすくなります。
④暗記では「違い」をセットで覚える
再受験では、新しい知識を大量に増やすより、すでに覚えた知識を混同しないことも重要です。
特に、
- 区分所有法と標準管理規約
- 集会と総会
- 管理者と理事長
- 数字や期間
- 普通決議と特別決議
など、似ている論点は単独で覚えると混乱しやすくなります。
そこで、「Aは○○、一方Bは○○」というように、違いをセットで整理するのがおすすめです。
法律や数字を覚えるのが苦手な方は、こちらも参考にしてください。
▶ 管理業務主任者の暗記術|法律・数字を効率よく覚える7つのコツ
⑤得点源になる科目を安定させる
再受験では、苦手科目を克服することばかり考えがちです。
しかし、それと同じくらい重要なのが、取れる科目で取りこぼさないことです。
私の場合も、独学時代は難しい問題ばかり気にしていました。
しかし、合格するためには難問を取るより、対策しやすい問題を確実に取る方が効率的です。
たとえば標準管理委託契約書やマンション管理適正化法などは、繰り返し対策することで得点を安定させやすい分野です。
再受験では、苦手科目を0から満点にするより、取れるはずの問題を確実に拾うという考え方も持っておきましょう。
⑥模試で「初見問題への対応力」を確認する
過去問を何周もしている再受験者ほど、模試を活用する意味があります。
過去問では問題自体を覚えてしまっていることがあるため、本当に理解できているのか確認しにくいからです。
模試を受けると、
- 初めて見る問題に対応できるか
- 時間内に50問を解けるか
- どの分野で点を落としているか
- 本番形式でも得点できるか
を確認できます。
模試の点数だけを見て一喜一憂するのではなく、「本試験までに直すところを見つけるためのテスト」として使うのがおすすめです。
再受験では通信講座を使うべき?
管理業務主任者は独学でも合格できる試験です。
そのため、再受験だから必ず通信講座を使わなければならないわけではありません。
前回の不合格原因が、
- 単純に勉強時間が足りなかった
- 過去問を十分に解いていなかった
- 特定の科目だけ明確に弱かった
という場合であれば、独学でも十分に修正できると思います。
一方で、
- 何が悪かったのか自分では分からない
- 過去問では解けるのに本試験で点が取れない
- 重要な論点の優先順位を決められない
- 2回以上同じような勉強で不合格になっている
という場合は、勉強方法そのものを変える選択肢もあります。
私は独学で2回不合格になったあと、3回目で通信講座を利用しました。
通信講座を使ったことで良かった点や、独学で後悔したことについては別の記事で詳しくまとめています。
▶ 管理業務主任者|通信講座を受講してよかったこと・独学で後悔したこと
このページでは通信講座そのもののメリット・デメリットを深掘りせず、再受験で勉強方法を変える選択肢の一つとして考えてもらえれば十分です。
実際に通信講座を検討したい場合は、料金や特徴を比較したこちらの記事を参考にしてください。
▶ 管理業務主任者の通信講座おすすめ4選|社会人が失敗しない選び方と費用・合格率を比較
再受験で勉強法を変えるべきかの判断基準
一度不合格になったからといって、すべての勉強方法を変える必要はありません。
大切なのは、前回の不合格原因を振り返り、今の勉強法を修正するだけでよいのか、それとも勉強方法そのものを見直す必要があるのかを判断することです。
今の勉強法をベースにしてよいのは、次のような人です。
- 合格点まであと少しだった
- 失点した科目が明確になっている
- 過去問の答えだけでなく理由まで理解できている
- 苦手分野を自分で把握できている
- 次の試験で何を改善すればよいか分かっている
この場合は、教材を増やすよりも、今使っている教材を中心に弱点を補強していく方が効率的です。
一方で、次のような場合は勉強方法を大きく見直すことも検討しましょう。
- 過去問は何周もしているのに点数が伸びない
- 過去問では解けても本試験になると迷ってしまう
- 毎年同じ分野で失点している
- 何を優先して勉強すればよいか分からない
- すでに複数回不合格になっている
こうした場合は、単純に勉強時間を増やすだけではなく、過去問の使い方や科目ごとの優先順位、教材そのものを見直す必要があります。
私自身も2回不合格になったことで、同じ方法を続けるだけでは足りないと感じ、3回目の受験では通信講座や模試を取り入れました。
独学を続けるべきか迷っている方はこちらも参考にしてください。
▶ 独学は無理?管理業務主任者に2回落ちた私が感じた限界と対策
点数が伸びない原因を詳しく確認したい方はこちら。
▶ 受かる気がしない|管理業務主任者試験が難しい理由と落ちる人の特徴
管理業務主任者の再受験は「勉強量」より「修正」が重要

私は管理業務主任者試験に独学で2回不合格になりました。
当時は、「もっと過去問を解けば受かる」と思っていました。
しかし、3回目の受験で変えたのは、単純な勉強時間ではありません。
- 科目ごとの優先順位を整理する
- 過去問を答えではなく理由まで確認する
- 区分所有法と標準管理規約など似た知識を比較する
- 得点源となる科目を安定させる
- 模試で初見問題への対応力を確認する
- 必要に応じて通信講座を利用する
というように、勉強のやり方そのものを修正しました。
再受験では、一度目と同じ勉強を最初から繰り返す必要はありません。
一度本試験まで勉強した経験は、すでに大きなアドバンテージです。
前回できなかったところを確認し、必要なところだけ修正していけば、1回目より効率よく合格を目指すことができます。
まずは前回の試験を振り返り、「次の試験で何を変えるのか」を一つずつ決めるところから始めてみてください。
再受験で独学を続けるか迷っている方は、通信講座も選択肢の一つです。料金だけでなく、講義内容や質問サポート、学習管理機能などを比較して、自分に合うものを検討してみてください。