宅建に落ちたらどうする?不合格後にやることと再受験の勉強法

宅建に落ちたらどうする?不合格後にやることと再受験の勉強法
  • 「宅建に落ちた……来年も受けるべき?」
  • 「何が悪かったのか分からない」
  • 「また同じ勉強を1年間続けるのはつらい」
  • 「独学を続けるか、通信講座を使うか迷っている」

宅建試験に落ちると、「あれだけ勉強したのに」と気持ちが切れてしまう人も多いと思います。

特に合格点まであと1〜2点だった場合は、なかなか気持ちを切り替えられません。

私自身、宅建には独学で4回不合格になりました。

毎年過去問を解き、「今年こそは」と受験していましたが、結果は不合格。

最終的には、それまでと同じ勉強を続けるのではなく、勉強方法を見直し、5回目の受験で合格することができました。

この経験から言えるのは、宅建に落ちたからといって、それまでの勉強が無駄になるわけではないということです。

ただし、翌年も同じ勉強をそのまま繰り返すだけでは、同じところで止まってしまう可能性があります。

大切なのは、以下の3つです。

  1. なぜ落ちたのかを整理する
  2. 自分の弱点に合った勉強法へ修正する
  3. 次の試験までの勉強を組み直す

この記事では、宅建に落ちたあとにやるべきことから、再受験するときの勉強法まで、私自身の失敗経験をもとに解説します。

宅建に落ちても、必要以上に落ち込まなくていい

宅建試験は、勉強すれば誰でも簡単に合格できる試験ではありません。

毎年多くの受験者が不合格となる難易度の高い試験です

そのため、1回落ちたからといって、

  • 宅建に向いていない
  • 自分には宅建は無理
  • 何年やっても受からない

と判断する必要はありません。

私も4回落ちています。

問題なのは「落ちたこと」ではなく、不合格だった原因が分からないまま、翌年も同じ勉強を続けることです。

まつたけ風味
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まずは少し休んだうえで、今回の受験を振り返ってみましょう。

宅建に落ちたあと、最初にやること

不合格が分かった直後から、すぐに勉強を再開する必要はありません。

先にやってほしいのは、次の3つです。

1.本試験の点数と失点分野を確認する

まず確認したいのが、本試験でどこを落としたのかです。

単純な総得点だけではなく、

  • 宅建業法
  • 権利関係
  • 法令上の制限
  • 税・その他

のどこで失点したのかを確認します。

例えば同じ33点でも、宅建業法で大きく失点している人と、権利関係で時間を使いすぎた人では、翌年やるべきことが違います。

「あと2点だった」で終わらせず、その2点をどこで取れたのかまで考えることが重要です。

2.勉強時間ではなく「勉強の中身」を振り返る

不合格になると、「勉強時間が足りなかった」と考えがちです。

もちろん単純に勉強不足だったケースもあります。

しかし、何カ月も勉強して過去問を何周もしているのに合格できなかったなら、問題は勉強時間だけではないかもしれません。

例えば、以下のような原因も考えられます。

  • 過去問の答えを覚えていた
  • 苦手分野を後回しにしていた
  • 模試や初見問題をほとんど解いていなかった
  • 解説を読んで分かったつもりになっていた
  • 得点戦略を決めていなかった

私自身も、不合格を繰り返していたころは、過去問を解くこと自体が勉強になっていました

何周もすると正解できるので、「かなり仕上がっている」と思ってしまいます。

ところが、本試験では思うように点が取れませんでした。

過去問を何周しても模試や本試験で点数が伸びない人は、勉強方法そのものを一度見直した方がいいです。

▶ 宅建は過去問だけじゃ無理?何周しても受からない原因と正しい勉強法

3.すぐに教材を全部買い替えない

宅建に落ちると、「教材が悪かったのでは?」と考えて、新しいテキストや問題集を買いたくなることがあります。

しかし、教材を変えれば合格できるとは限りません。

まず確認すべきなのは、教材の問題なのか、使い方の問題なのかです。

市販の定番教材を使っていたのであれば、教材自体が原因ではないケースも多いです。

翌年に法改正対応版へ買い替える必要はありますが、不合格直後に焦って教材を大量購入する必要はありません。

宅建に落ちた原因を4タイプに分けて考える

再受験するときは、自分がどのタイプだったのかを考えると対策しやすくなります。

タイプ① 単純に勉強量が足りなかった

まずは、以下のようなケースです。

  • 勉強を始めるのが遅かった
  • 忙しくて過去問を十分に回せなかった
  • 全範囲を終えられなかった

この場合は、勉強法を大きく変える必要はありません。

翌年は開始時期を早めて、過去問を中心に基礎を固めれば十分に合格を狙えます。

タイプ② 過去問では解けるのに本試験で点が取れなかった

個人的に注意したいのが、このタイプです。

過去問を何周もしていると、問題を見た瞬間に答えが分かるようになります。

しかし、それが論点を理解して正解しているのか、答えを覚えているだけなのか分からなくなることがあります。

その状態で初見問題や模試を受けると、急に点数が取れなくなります。

この場合は翌年、

  • 過去問
  • 初見問題
  • 模試
  • 間違えた理由の分析

までセットで勉強する必要があります。

▶ 宅建は過去問だけじゃ無理?何周しても受からない原因と正しい勉強法

タイプ③ 勉強しているのに点数が伸びなくなった

「毎日勉強している」「過去問も何周もした」「それなのに30点台前半から伸びない」という状態なら、単純な勉強不足ではない可能性があります。

私も長くこの状態でした。

ある程度までなら独学でも伸びます。

しかし、以下のような状態になると、勉強時間を増やすだけでは改善しにくくなります。

  • 重要論点の優先順位が分からない
  • 苦手分野を自分で整理できない
  • 同じ間違いを繰り返す
  • 何を追加すればいいか分からない

こうなったら「もっと頑張る」ではなく、今の勉強方法を変えるタイミングです。

▶ 宅建の独学に限界を感じたら|通信講座へ切り替える判断基準

タイプ④ 何回も宅建に落ちている

1回目の不合格であれば、勉強不足や本番慣れが原因だった可能性もあります。

一方で、2回、3回と受験しているのに毎回似た点数で落ちているのであれば、一度立ち止まった方がいいです。

私はまさにこのタイプでした。

毎年、「もう少し勉強すれば受かるだろう」と考えて同じような勉強を繰り返していました。

しかし、結果は変わりませんでした。

複数回不合格になっている場合は、

  • 勉強方法
  • 教材
  • 演習量
  • 模試の使い方
  • 得点戦略

のどこかを変える必要があります。

▶ 【受かる気がしない】宅建は難しすぎる?落ちる人の特徴と対策

宅建に落ちて「もう受かる気がしない」と感じたら

何カ月も勉強して不合格になると、「また1年間勉強しても落ちるのでは?」と思うことがあります。

特に何度か受験している人ほど、この感覚は強くなります。

私自身も4回落ちているので、「自分は宅建に向いていないのでは」と感じたことがあります。

しかし、受からない期間が長いからといって、そのままずっと合格できないわけではありません。

重要なのは、今までの延長線上で頑張るのか、それとも合格するために何かを変えるのかです。

勉強しているのに受かるイメージが持てなくなっている人は、まず原因を整理してみてください。

▶ 【受かる気がしない】宅建は難しすぎる?落ちる人の特徴と対策

宅建に落ちたら、いつから勉強を再開する?

不合格が分かった翌日から勉強を始める必要はありません。

むしろ、何カ月も勉強してきたのであれば、一度休んでもいいと思います。

重要なのは、再開時期よりも再開したあとに同じ失敗を繰り返さないことです。

合格点まであと1〜2点だった人

合格ライン付近まで取れていたのであれば、基礎からすべてやり直す必要はありません。

まずは少し休み、年明けごろから徐々に再開しても十分です。

再受験では、次のような点を追加していきましょう。

  • 苦手分野の補強
  • 初見問題への対応
  • 模試
  • 法改正

30点前後だった人

ある程度勉強して30点前後だった場合は、知識の抜けが残っている可能性があります。

年明けから春ごろまでに基礎を一度整理し、その後過去問演習へ進みましょう。

単純に過去問の周回数を増やすのではなく、

なぜその肢が正しいのか・間違っているのかを説明できる状態を目指します。

20点台だった人

20点台だった場合は、部分的な修正よりも、学習全体を組み直した方がいいケースがあります

  • 勉強時間
  • 教材
  • 学習順序
  • 基礎理解
  • 過去問の使い方

を一度見直しましょう。

まつたけ風味
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翌年も独学で挑戦する場合は、早めにスタートした方が安心です。

再受験では「全部やり直す」必要はない

一度宅建を受験した人は、すでに必要科目を一通り勉強しています。

そのため、基本的にはゼロからすべてやり直す必要はありません。

私なら、弱点の補強 → 過去問 → 初見演習 → 模試という流れを重視します。

特に不合格経験者は、得意な問題をさらに伸ばすよりも、毎年落としている問題を拾えるようにすることが重要です。

ただ、ここは少し本音を言うと、弱点が自分でも分からない人は、一度全体を勉強し直すのもありだと思っています。

たとえば、次のような状態です。

  • 何となく30点前後は取れる
  • どの分野が弱いのか自分でも分からない
  • 過去問は解けるけれど、理解できている自信がない
  • 毎回点数にばらつきがある

この場合、苦手なところだけを補強しようとしても、そもそも「どこが苦手なのか」が見えていません。

一度テキストや講義などで試験範囲を一通り整理し直すことで、これまで何となく覚えていた知識がつながり、理解を再構築できることがあります。

「何となく正解できる」問題を「根拠を持って正解できる」問題に変えていくことで、得点も安定しやすくなります。

再受験だからといって必ず全部やり直す必要はありませんが、弱点すら分からない状態なら、あえて一度全体を整理し直すのも有効な方法です。

独学を続けるか、通信講座を使うか

宅建に落ちたからといって、必ず通信講座を使う必要はありません。

独学を続けていい人もいます。

独学を続けてもいい人

例えば、次のような人であれば、独学でも十分に再挑戦できます。

  • 初受験だった
  • 勉強時間が明らかに不足していた
  • 合格ラインまであと1〜2点だった
  • 自分の失点原因が分かっている
  • 翌年の勉強方法を自分で修正できる

通信講座を検討した方がいい人

一方で、次のような人は、一度通信講座を検討してもいいと思います。

  • 2回以上落ちている
  • 過去問は何周もしている
  • 30点前後から伸びない
  • 何を勉強すればいいのか分からない
  • 苦手分野を整理できない
  • 模試でも点数が安定しない

私自身、宅建には独学で4回不合格になりましたが、5回目はそれまでと同じ勉強を続けるのではなく、勉強方法を見直したことで合格できました。

特に大きかったのは、試験全体の重要論点と優先順位を整理し、何を重点的に勉強するかを明確にしたことです。

一方で、こうした整理を自分だけで行うのが難しい場合は、苦手分野や勉強方法を補う目的で通信講座を検討するのも一つの方法です。

どの講座が合うか分からない人は、以下で主要講座を比較しています。

▶ 宅建士の通信講座おすすめ4選|社会人が失敗しない選び方と費用・合格実績を比較

宅建に落ちた人が翌年やってはいけないこと

再受験で特に避けたいのは、次の3つです。

去年とまったく同じ勉強を繰り返す

同じテキストを読み、同じ過去問を解き、同じタイミングで模試を受ける。

それで去年不合格だったのであれば、どこかを変える必要があります。

勉強時間を増やすだけでなく、勉強の質や順番まで見直しましょう。

教材を増やしすぎる

不安になると、次々と手を広げたくなります。

しかし、教材を増やしただけでは点数は伸びません。

基本となる教材を決め、足りない部分だけ追加する方が効率的です。

苦手分野から逃げ続ける

再受験者ほど注意したいのがこれです。

得意な宅建業法ばかり解いていると、「勉強している感」は得られます。

しかし、毎年同じ分野で点を落としているのであれば、そこを直さなければ結果は変わりません。

再受験では、去年落とした問題を今年は取るという意識が重要です。

宅建に落ちた人は、今の状態から次の対策を選ぼう

不合格の原因は人によって違います。

そのため、全員が同じ勉強法をする必要はありません。

今の自分に近いものから、次の記事へ進んでみてください。

過去問を何周しても本試験で点が取れなかった

▶ 宅建は過去問だけじゃ無理?何周しても受からない原因と正しい勉強法

何度受けても点数が伸びず、合格できる気がしない

▶ 【受かる気がしない】宅建は難しすぎる?落ちる人の特徴と対策

独学で勉強を続けることに限界を感じている

▶ 宅建の独学に限界を感じたら|通信講座へ切り替える判断基準

次は通信講座も使って合格を狙いたい

▶ 宅建士の通信講座おすすめ4選|社会人が失敗しない選び方と費用・合格実績を比較

まとめ|宅建に落ちたら「次も頑張る」より先に原因を変えよう

宅建に落ちても、それまでの勉強が無駄になるわけではありません。

一度受験しているからこそ、どこで点を落としたのか、何が苦手なのか、本試験がどんなものなのかをすでに知っています。

これは再受験では大きな強みです

私自身、宅建には独学で4回落ちました。

だからこそ、再受験で大切なのは、ただ勉強時間を増やすことではなく、なぜ落ちたのかを整理して、次の勉強法を修正することだと感じています。

過去問の使い方、独学の限界、勉強方法など、自分の原因に合った対策から始めてみてください。