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- 「宅建の模試を受けたけど、どう復習すればいいかわからない」
- 「間違えた問題は、解説を読むだけでいい?」
- 「正解した問題も復習するべき?」
宅建の模試を受けたあと、このように悩む方は少なくありません。
結論から言うと、宅建模試の復習では、間違えた問題をすべて同じようにやり直す必要はありません。
大切なのは、ミスを次の3つに分けることです。
- 知識不足
- 判断ミス
- ケアレスミス
間違えた原因によって、必要な復習方法は違います。
知らなかった問題なら、テキストや過去問に戻る。
知識はあったのに選べなかったなら、なぜ迷ったのかを確認する。
読み間違いや時間配分が原因なら、次の模試で同じミスをしないルールを決める。
このように、「何を間違えたか」ではなく「なぜ間違えたか」を確認することが、模試復習のポイントです。
この記事では、宅建模試を受けたあとの具体的な復習方法を、私自身の受験経験も交えながらわかりやすく解説します。

模試を受けっぱなしにせず、本試験の1点につなげたい方は参考にしてください。
宅建模試は「受けた後」の復習が重要
宅建の模試で大切なのは、何点取れたかだけではありません。
模試は、本試験前に自分の弱点や失点パターンを見つけるための教材です。
たとえば、同じ30点でも、
- 知らない問題が多くて30点だった
- 2択まで絞った問題を何問も落として30点だった
- 読み間違いやマークミスで30点だった
では、必要な復習方法が違います。
反対に、模試で35点以上取れていても、
- 勘で正解した
- 2択でたまたま当たった
- 根拠を説明できない
という問題が多ければ、本試験でも同じ点数を取れるとは限りません。
つまり、模試の点数だけを見ても、これから何を直せばいいのかはわからないということです。
模試を受けたら、どこで失点したのか、なぜ間違えたのか、同じミスを本番で防ぐにはどうすればいいのか、まで確認しましょう。

模試で間違えた問題は、本試験前に見つかった修正ポイントです。点数だけを見て落ち込むより、「今のうちに見つかってよかった」と考えましょう。
宅建模試を受けたら最初にやること
模試を受けたあと、いきなり解説を最初から最後まで読む必要はありません。
まずは、自分がどのように失点したのかを整理しましょう。
① 採点して科目別の点数を出す
最初に採点をして、科目別の点数を確認します。
宅建試験は、大きく次の分野に分けられます。
- 権利関係
- 宅建業法
- 法令上の制限
- 税・その他
合計点だけでなく、どの科目で失点しているのかを確認しましょう。
たとえば、同じ32点でも、宅建業法で14点しか取れていない人と、宅建業法で18点取れている人では、復習の優先順位が違います。
この段階では、細かく分析する必要はありません。
まずは、自分がどこで点数を落としているのかを把握することが目的です。
② 自信がなかった正解問題に印をつける
模試の復習では、間違えた問題だけを確認しがちです。
しかし、たまたま正解した問題も注意が必要です。
たとえば、次のような問題です。
- 2択まで絞って勘で選んだ
- 根拠はわからないけど正解した
- 過去問で見た記憶だけで選んだ
- 消去法でなんとなく選んだ
おすすめは、模試を解いている途中で自信がない問題に印をつけておく方法です。
正解していても、本試験でもう一度出たら間違える可能性があります。
採点後は、間違えた問題+自信がなかった正解問題を復習対象にしましょう。
③ すぐに解き直す前に「なぜ間違えたか」を確認する
模試で間違えた問題を見ると、すぐにもう一度解き直したくなるかもしれません。
しかし、採点直後は正解番号や解説の内容を覚えているため、すぐに正解できても本当に理解できたとは限りません。
まず確認したいのは、「なぜ自分は間違えたのか」です。
- 知識自体を知らなかったのか
- 2択まで絞ったのに最後の判断で負けたのか
- 問題文を読み違えたのか
最初に失点原因を確認してから、必要な復習をしましょう。
原因を整理したあと、時間を空けてもう一度解くことで、本当に理解できたか確認しやすくなります。
宅建模試の復習テンプレ|ミスを3つに分類する
宅建模試で間違えた問題は、次の3つに分類してください。
| 分類 | ミスの原因 | 復習方法 |
| 知識不足 | 知らなかった・忘れていた | テキスト確認+過去問 |
| 判断ミス | 知識はあったのに選べなかった | 迷った理由を確認 |
| ケアレスミス | 読み違い・時間不足・マークミス | 解き方を修正 |
この3つに分けるだけでも、模試復習のやり方がかなり変わります。
すべての間違いを「勉強不足」で片づけないことが大切です。
知識不足|テキスト確認後に同じ論点の過去問へ戻る
問題を解くための知識自体を知らなかった場合は、知識不足です。
たとえば、以下のようなケースです。
- 「この数字を覚えていなかった」
- 「制度自体を勘違いしていた」
- 「初めて見る論点だった」
知識不足で間違えた問題は、模試の解説を読んで終わらせないようにしましょう。
まずテキストに戻り、該当する論点を確認します。
その後、同じテーマの過去問を数問解くのがおすすめです。
たとえば、宅建業法の8種制限に関する問題を間違えた場合。
模試の問題だけを覚えるのではなく、
- クーリング・オフ
- 手付の額
- 手付金等の保全措置
- 損害賠償額の予定
- 契約不適合責任
など、関連する論点も確認しましょう。
そして、同じテーマの過去問を解きます。
流れは次のとおりです。
- 模試で弱点を発見
- テキストで知識を確認
- 過去問で別の聞かれ方にも対応できるか確認
大切なのは、模試の1問を覚えることではありません。
同じ論点を別の角度から聞かれても解ける状態にすることです。
判断ミス|「なぜ2択で負けたか」を確認する
宅建模試の復習で、特に確認してほしいのが判断ミスです。
判断ミスとは、知識はあったのに正解できなかった問題です。
たとえば、以下のようなミスです。
- 2択まで絞ったのに間違えた
- 知っている論点なのに迷った
- 原則と例外のどちらを使う問題か判断できなかった
- 35条と37条を混同した
- 「必ず」「直ちに」などの言葉に引っかかった
このタイプの問題を、単純な知識不足として処理すると、同じミスを繰り返す可能性があります。
たとえば、35条と37条を混同して間違えた場合。
もう一度35条と37条を最初から暗記するだけではなく、なぜ問題を読んだときに35条だと思ったのかを確認することが大切です。
復習するときは、問題の横に一言だけ原因を残しておきましょう。
特に、模試で30点前後から合格点を目指すなら、「知らなかった難問」よりも「2択まで絞ったのに落とした問題」を優先して確認しましょう。
知識がまったくない問題より、持っている知識が点数になっていない問題の方が、短期間で修正できる可能性があるからです。
ケアレスミス|次の模試で使うルールを決める
ケアレスミスをしたとき、「次は気をつけよう」で終わらせるのはおすすめしません。
気をつけるだけでは、同じミスを繰り返すことがあります。
必要なのは、次のように模試で使うルールを決めることです。
- 「正しいもの」「誤っているもの」に丸をつける
- 個数問題には大きく印をつける
- 迷った問題は一度飛ばす
- 見直したい問題にはチェックを入れる
- 問題番号とマーク位置を定期的に確認する
たとえば、「誤っているもの」を選ぶ問題なのに、正しい選択肢を選んでしまった場合。
これは知識不足ではありません。
テキストを読み直しても直らないミスです。
次の模試から、問題文の「正しい」「誤っている」に必ず丸をつけるというルールを決めた方が効果的です。
ケアレスミスは精神論ではなく、仕組みで防ぎましょう。
正解した問題も復習する?判断基準は3つ
宅建模試では、正解した問題をすべて復習する必要はありません。
根拠を持って正解できた問題まで、もう一度最初から確認すると時間がかかります。
ただし、次の3つに当てはまる問題は復習しましょう。
① 2択で迷った問題
2択まで絞ったものの、最後は勘で選んだ問題です。
今回は正解しても、本試験では逆の選択肢を選ぶ可能性があります。
なぜ2択になったのかを確認しましょう。
② 根拠を説明できない問題
「正解はわかるけど、理由は説明できない」という問題も復習対象です。
宅建試験では、過去問と少し聞き方を変えて出題されることがあります。
答えだけ覚えている状態では、聞かれ方が変わると対応できない可能性があります。
③ 根拠のない消去法で選んだ問題
消去法自体が悪いわけではありません。
宅建試験では、知らない選択肢が出ることもあります。
しかし、「なんとなく1と2を消して、3にした」という問題は注意が必要です。
どの選択肢を知識で切ることができたのか確認しましょう。

正解したかどうかだけでなく、「本試験でもう一度出たら解けるか」で復習する問題を決めるのがおすすめです。
宅建模試の復習は全部やる?優先順位と復習スケジュール
模試で間違えた問題を、すべて同じ熱量で復習する必要はありません。
宅建模試には、過去問レベルの基本問題もあれば、細かい知識や難しい判例問題もあります。
限られた時間で点数を伸ばすなら、本試験の得点につながりやすい失点から優先して復習しましょう。
| 失点内容 | 復習の優先度 |
| 過去問レベルの基本問題 | 高い |
| 2択で迷った問題 | 高い |
| 読み間違い・ケアレスミス | 高い |
| 頻出論点の知識不足 | 高い |
| 初見の細かい知識 | 低い |
| 権利関係の難問 | 低い |
たとえば、宅建業法の基本問題を読み違えて落とした場合は、優先して修正するべきです。
一方、権利関係の細かい判例問題を間違えたからといって、何時間も調べる必要はありません。
宅建試験は満点を取る試験ではありません。
本試験で取りたい問題を、次は落とさないようにすることが大切です。
模試当日|採点して失点を確認する
模試を受けた当日は、まず採点して科目別の点数を確認します。
その後、次の問題を復習対象としてチェックしましょう。
- 間違えた問題
- 自信がなかった正解問題
- 2択で迷った問題
さらに、ミスを「知識不足・判断ミス・ケアレスミス」の3つに分類します。
当日にすべてを完璧に復習する必要はありません。
まずは、自分が何を優先して直すべきか整理することが目的です。
翌日|知識不足と判断ミスを復習する
翌日は、優先度が高い問題から復習します。
特に確認したいのは、過去問レベルの基本問題と2択で負けた問題です。
知識不足ならテキストに戻り、判断ミスなら「なぜ迷ったのか」を一言で整理しましょう。
難問や細かい知識に時間をかけすぎないことも大切です。
3日以内|知識不足は同じ論点の過去問へ戻る
知識不足で間違えた問題は、同じテーマの過去問を数問解きます。
模試の答えを覚えているかではなく、別の聞かれ方でも正解できるかを確認してください。
数問解いて問題なく正解できるなら、次の論点へ進みましょう。
1週間後|迷った問題と間違えた問題を再確認する
模試から1週間ほど経ったら、間違えた問題や2択で迷った問題をもう一度確認します。
このときは正解番号を答えるだけではなく、なぜその選択肢が○なのか、×なのかを説明できるか確認しましょう。
1週間後にも同じ問題で迷うなら、その論点はまだ定着していません。
もう一度テキストや過去問へ戻りましょう。
模試復習の目的は、50問すべてを完璧にすることではありません。
本試験で取りたい問題の失点を、一つずつ減らすことです。
模試で30点前後だった場合は勉強戦略も見直す
模試を3分類すると、自分の失点原因が見えてきます。
ただし、模試で30点前後から伸び悩んでいる場合は、復習方法だけでなく「残り期間にどの科目を優先するか」も重要です。
宅建業法の取りこぼしが多い、初見問題で点数が落ちるなどの課題が見つかった方は、直前期の勉強戦略も見直しましょう。
特に模試で30点前後から伸び悩んでいる方は、以下の記事で直前1カ月の勉強戦略を詳しく解説しています。
▶宅建試験まであと1ヶ月で間に合う?模試30点前後から合格点を狙う直前期の勉強法
模試復習で判断ミスが多い人は問題演習を増やす

模試の間違いを3分類してみて、「知識不足よりも判断ミスが多かった」という人もいると思います。
たとえば、次のような状態です。
- 過去問は解ける
- 2択まで絞って間違える
- 初見の選択肢で迷う
- 知っている論点なのに正解できない
この場合、過去問をもう1周するだけでは、同じミスを繰り返すことがあります。
何周も解いた過去問は、問題文や正解番号を覚えてしまい、本当に知識を使って判断できているのかわかりにくいからです。
必要なのは、初見問題を使って「持っている知識を選択肢に当てはめる練習」を増やすことです。
私自身、宅建は独学で4回不合格になりました。
過去問は繰り返していましたが、本番や模試で点数が安定しませんでした。
振り返ると、「問題を解いた回数」は増えていても、初見問題で知識を使う練習が不足していたと思います。
過去問は解けるのに模試で点数が伸びない方は、答練などを使って初見問題に触れるのも一つの方法です。
※講座内容・販売状況は公式サイトで確認してください。
まとめ|宅建模試は「何点だったか」より「なぜ間違えたか」
宅建模試の復習では、点数だけを見て終わらせないことが大切です。
模試を受けたら、次の流れで復習しましょう。
- 採点して科目別の点数を確認する
- 間違えた問題と自信がない正解問題を復習対象にする
- ミスを「知識不足・判断ミス・ケアレスミス」に分ける
- 知識不足はテキストと過去問へ戻る
- 判断ミスは「なぜ迷ったか」を確認する
- ケアレスミスは次の模試で使うルールを決める
- 1週間後にもう一度確認する
私自身、宅建は独学で4回不合格になりました。
過去問を繰り返していたので、まったく勉強していなかったわけではありません。
それでも点数が安定しなかったのは、「何問解いたか」ばかりを気にして、自分の間違い方を十分に見ていなかったことも原因だったと思います。
特に、過去問は解けるのに模試では2択で負ける、知っている論点なのに正解できないという方は、単純に過去問をもう1周するだけでは同じミスを繰り返すことがあります。
模試を復習して「知識不足よりも判断ミスが多い」と感じた方は、初見問題を使って知識を選択肢に当てはめる練習を増やしてみてください。
答練などを活用して、本番前に問題演習を増やすのも一つの方法です。
また、模試で30点前後から伸び悩んでいる方は、残り1カ月の勉強戦略もあわせて見直してみてください。